兄 いもうと
柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺
ご存知の方が多いと思う↑の句
これまた、有名な正岡子規 の句ですね
私も、正岡子規については、学校の教科書に載っていたのを思い出す位です
↓の本は、その正岡子規とその家族について書かれた小説です
( 鳥越碧著)
教科書でも、晩年の子規は脊髄カリエスで寝たままの闘病生活と書かれてましたが
当時、小学生?中学生?の私には余りピンと来ませんで
只、寝込んだままでは家族は大変だなぁ〜と思った位
子規の句も、絵画の様に情景描写が理解出来る句
でも、イマイチその良さが解りませんでした
って、今でも解りませんが
この本を読み、彼の句もさることながら
その晩年の壮絶な闘病生活・・・今だから理解出る事が多く
ゆへに、痛ましく読みました
そんな彼を心底から慕い、支え続けた妹「律」の存在
そして、病床から新生俳句に情熱を燃やし続けた彼を
一丸となって支え、協力した弟子達の彼に対する尊敬の念
折りをみて、改めて 独自の俳句のスタイルを追求した
正岡子規の句を、ゆっくりと読んでみたいと思いました
by al_lamia | 2008-01-21 13:40 | 本